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ビジネスマンの国家論 参議院議員 西田昌司 × アパグループ 元谷外志雄(※西部邁ゼミナール 11/ 2/ 2013 放送分書き起こし)

ビジネスマンの国家論

参議院議員 西田昌司
近著『総理への直言』ー“国会の大砲”が暴く、JAL再上場、デフレ、TPP、憲法改正のウソ!(イースト新書)

近著『誇れる祖国「日本」』ー 真の近現代史を読み解き、民族の誇りを取り戻せ ー(幻冬舎

◼️西田 × 元谷 ×西部 対談第一週

西部邁ゼミナール】ビジネスマンの国家論【1】2013.11.02

西田昌司
たまたま、元谷代表と東京に戻ってくる新幹線で会いまして、そこで良い話が、本当にいい話になりましてね。そこで、もともと元谷代表が主催されています勝兵塾(しょうへいじゅく)という勉強会で私がお話させていただく機会があったんですね。

元谷代表は事業家ではありますが、片方で常に日本、祖国を愛する気持ちから言論活動もそうだし、いろんな外国要人と会われて、この日本の国益を護るために「民間人」として、頑張っておられるのですが、ある意味 ビジネスマンというよりも『言論人』、藤誠志(ペンネーム)ですから、その名前で書いておられるんですけどもね。どういう形でそういう事業、そういう活動をされるようになってこられたのかということをまずお聞きしたいのですが。

親父が新聞好きだったものですから、小学校の頃から新聞が趣味でして。ちょっとマセな方で(笑)ずっと新聞を読みながら、小学校の卒業文集に(それぞれ将来何になりたいのか?について)、私は「世界連邦大統領」と書いたんですね。こんなことを書いたのは自分しかいないんじゃないかと思うんだけど、ちょうど日本が国連に加盟したあの頃で、「将来たぶん世界は一つになるのかなぁ〜、それならそこ(世界連邦)の大統領が一番エライだろう」と(笑)そんなことを書いて卒業しました。

中学二年になって親父が死んだもんですから、奨学資金で高校を卒業して、将来は学歴社会になるんで、高卒じゃちょっとカッコ悪いなぁ〜と思い、通信教育で慶応大学の経済学部に入学して、もう一方で親父は事業家だったから、事業家になるには、ということで金融の勉強ということで地元の信用金庫に入って金融の勉強をしながら27歳で「住宅会社」を作りました。そちらも非常に上手くいって、私はもともと日本中を見て歩こうというのでリュックサック背負って蟹族のように若い時まわったもんですから、その後は「世界を見て歩こう」ということで、これまでに世界78カ国まわりました。

いろんな国の要人とディベートする中で、「日本で教えられていること。日本で報じられているTVや新聞はみんなおかしい」と。外国で私は聞いたけども、みんな『日本は素晴らしい国だ』と。なのに日本では「かつて日本は悪いことをした国で、侵略した国だ」といわれているけども、多くの人(※外国の要人)はみんな『日本は誇らしい国だ』ということを言ってるのでね、それをもっと多くの人に伝えていく必要があるということで、22年前ですね、『Apple Town』という雑誌を出しまして、そこでペンネーム藤誠志でエッセイをずっと書き続けていて、同時にそういった影響力のある人にビック・トークということで対談をこれまでに外国大使から日本の国会議員も6〜70人ぐらい出ていますがね、いろんな方に来ていただき「ワインの会」ということで安倍さん(総理)にも来ていただいたり、そういう一方の事業の他に言論活動として世に知らしめようと。ところが、それだけではなかなかわかってくれないので、「懸賞論文」制度をとって、それが大話題になった田母神さんが第一回の賞を取られたんですね(苦笑)

(注※「真の近現代史観懸賞論文 第一回受賞は田母神俊雄 航空幕僚長(2008年当時)→ これが例の中韓や日本の左翼メディアが大騒ぎしてw 更迭に至ったもとと言われる懸賞論文)

そんなことで、私がやっていることは、エッセイを書き、ビック・トークやり、ワインの会をやって、懸賞論文を募集するということです。最近では事業よりもそっちの方が。

西田昌司
ちょうどですね、西部先生も「表現者」以前は「発言者」ですけどもね、20年近く「オピニオン誌」ですね、正に。(※西部邁本人は「オピニオン=根拠の定かならぬ、あてずっぽうの意見の意味」という名前にしたことを悔いているようですがw)

オピニオン誌を書かれて、こういうTVもそうですし、全国で公演されたり、どこかで(元谷外志雄氏と)話が通じるんじゃないかと勝手に思いましてね。(※それで今回の企画を西田が提案した)

僕の場合は、いつもTVで非常に連帯感を持っていましたし、素晴らしい方で一度お会いしたいと思っていましてね。

いや、ぜんぜんね、代表の場合は荘厳なるパレスで人を集めて演説されて、僕の場合は裏町の辻堂の説法って、乞食坊主が喋っていますから(笑)

西田昌司
もともと小学校から新聞好きで、大人のような話を見聞きしながら、しかし、海外へ行くと「随分、聞いた話と違うぞ」というところから、こう外角から日本をね。

外国へ行けば行くほど『日本は良い国だ』という気持ちになってきますよね。

しかも歴史のことでも、僕の場合は短い旅行が多いんですけども、40数カ国、例えば「インドの山奥」みたいなとこをへ行って、本当に英語の下手な爺さんが「日露戦争ね。如何に日本は偉大だったか。神風特攻隊ね。如何に凄かったか。」まぁ〜お爺さんクラスが多いですけどもね。若者たちは分からなくなっているけども。

西田昌司
まさに今、日本の「戦後レジームからの脱却」というのが安倍総理の掲げておられる大きなテーマなんですが、しかしそのためにも【あの大東亜戦争は何だったのか】というのがですね、本当はどこかで政治的にも文化的にも総括しなければならないのですがね。その辺について元谷代表は?

私はね、ある意味「白人国家アメリカ」にとって、これは《宗教戦争》。アメリカはかつて黒船で「サツキの花」を旗艦軍艦旗を掲げてきたのを、ミズーリー号で戦艦に変わった時に「それ」をわざわざ持ってきて掲げたということから見ても、「やっぱり日本を宗教的に洗脳というか、キリスト教徒にしよう」と。フィリピンとかは、みんなそうなった(※キリスト教化)のに日本はなかなかそうはならなかったということで、ようやく「念願」を達成したとことで、その「サツキの花の軍艦旗」を持ってきて、ミズーリー号の調印式に臨んだということを見ても、ある意味《植民地支配の最終戦争》というか、もし日本が日露戦争で「負けていた」ら、あぁいう戦争(大東亜戦争)はやっていなかった。300年も続いた「白人による植民地支配」が、もう100年続いたかどうか知れない。それを考えると、日本は非常に誇らしく、感謝されて然るべきにも関わらず、その戦後のアメリカがあまりにも強かったばかりに『この国を将来、広島・長崎に対する「報復をしてくることがないように」自虐的な気持ちになるための教育プログラムを作って、ずっと【洗脳】をしてきた』んですね。それが今だに効いているというのが、そこに携わった人間がですね、やっぱり「占領政策」が終了してもいろんなメディア界とか、官界とかいろんなところに下って、ずーっとそれを今だに続けているんです。

まぁ、明治のことは僕は歴史家じゃないから詳しくはないけども、例えば【福澤諭吉】なんかは、日本にキリスト教を公の形で受け入れることに、すごく反対して、諭吉だけでなく【中江兆民】もね、普通、日本の民主主義どころか社会主義の元祖とも言われている中江兆民ですら、はっきりと「キリスト教というのは単に個人の信仰の問題であって、それを公の場として受け入れるべきではない」と。

福澤諭吉は「名セリフ」があるんですよ。『日本が西洋国たらんとするのを憂える』つまり、西洋国であろうとする【属国根性】がダメなんだと。もう一つ言うと、中江兆民もほとんど福澤諭吉と同じなんですけど、こう言っているいんですよね。彼はジャン・ジャック・ルソーの『社会契約論』を訳したので有名な人なんだけど、訳した直後に『フランスは、自由と平等に狂える瘋癲病院』(※ふうてんびょういん、つまり精神病院のこと)

明治の人たちはしっかりと日本人は日本国家をつくろうと。ビジネスマンで明治で言えば【渋沢栄一】さんですかねぇ。あの頃のビジネスマンたちというのは、やっぱり名だたる人たちは『ビジネスというのは自分の国家の経綸というのかなそれと密接』ね。新聞を読んでいる限りで、今で言えば、よく経団連とかなんか経済団体の人たちが、小さい声で言いますけどもねぇ、偉そうな顔して「あーするべ、こうするべ」となんとか審議会で言いながら、ところがいざとなったら「自分の企業のことしか考えない」というね。あぁいう自分の企業のことしか考えない経済人が偉そうに「審議会」だ、なんとか「諮問会議」だといって、いざとなった自分の業界

やっぱり今の財界は「中国にモノを売るか、モノを買うか」ということで中国に慮るばっかりじゃないですか。だから結局、「尖閣は中国のものである」なんて言うようなねぇ。

丹羽大使ですね!(爆笑)

そういうことを掲げて商売して、「ウチのところにはデモが来ないように」とか「暴動がないように」とか。かつて、昔の財界人は、そういう意味ではまだ天下国家を論じたけどね。最近のアレは、「自分の会社が金儲かればいい」というようなね。

私は昔から、売上利益の最大化を求めない。いわゆる『いい会社』をつくる。しかし、自分の会社だけが、いい会社でいいのかと。であれば【この国を良くする必要があるじゃないか】ということから、言論活動に行ったんですよ。もともとやっぱりね、キリスト教徒は世界で一番「人を殺してきた宗教」じゃないかと私は思うし、キリスト教徒は白人以外は、いわゆる「その白人に奉仕するためにこの世に送り出されてきた人たちである」と。新大陸発見って、そこには土着の人が居たわけにも関わらず、みんな虐殺しながらフロンティア・スピリットというか、西部開拓して、それでどんどん行って西海岸まで行ったら、今度はハワイへ行って潰して、グァムとってフィリピンとって、もう最後に「日本さえ獲れば世界中をピューリタン、キリスト教の支配になる」と。

私は毎週金曜日に「夕刊フジ」に執筆しているんですけども、『もしアジアに日本がいなかったら、アジアは“アフリカ”になっただろう』と。中国のツイッターにアフリカ人を入れたことはゼロですよ。でですね、私はそれを書いてですね、「それはアフリカ人に失礼じゃないか」と。いわゆるその貧しそうな層だろうけども、少なくともアフリカの人たちは嘘は書かないと。中国人や韓国人は嘘をついて、感謝もしない。これまでに、【韓国に約10兆円ぐらい日本は経済援助した】わけね。【中国にも約6.5兆円の援助をした】という説もある。それなのに、何の感謝もしないで、反対に嘘偽りで、従軍慰安婦やら尖閣やら南京虐殺紀念館やら、これは全て【反日日本人】がそういうふうに仕掛けたんですよ。ですから「南京虐殺紀念館」というのは、あれ日本人の【田邊誠】だったかな?社会党(当時)の。「アイツがつくりなさい」と言って、総評(※日本労働組合総評議会)の金で作ったんですよ。そんなことを知らない人多いでしょう?最初の虐殺紀念館を作ったのは日本のお金なんですよ。

それから従軍慰安婦の問題も【朝日新聞の記者】がですよね。いずれにしても、その「中国がけしからなん」「韓国がけしからん」と言うけども、その元を辿ると日本の朝日新聞とかがけしかけてやらしたと。

西田昌司
まぁ【反日日本人】と仰いましたけども、本当にまぁ日本人というより、西部先生は【劣等人】だと仰って(笑)

最大の反日国家はどこか?それは【日本】だと。

西田昌司
そういうところがあって、「あの戦争は何だったのか?何のために先人が戦ったのか?」、やっぱり【歴史観】を失ってしまうと、何かおかしなことになるんでしょうね。

麻子さん(小林麻子)ご存知?戦前ね、【売国奴】という言葉があった。濫用しすぎたきらいもあるんですけども、そういうんじゃなくて、本当に国を売る奴、輩ってのは《戦後に大量発生》しましたね。よっぽど、原爆だその他で腰抜かしたんですかね。でも、腰抜かして黙っていればいいのに、腰抜かしたついでに相手に擦り寄って、自分たちのご先祖の悪行雑言とか、ちょっくらあれですよね、売国奴かどうか知らんけど【卑しい所業】ね。

西田昌司
そういう意味で言うと、日本は「戦後利得者」の国でしてね、要は、「戦後」のこの価値観、まぁデタラメも含めて『これさえ言っておけばビジネスもそうだし、政治的にも正しい』と。で、それで商売ができるし。そういう形で言えば【得になる】と。そういうのがありますよね。だから、そこを我々は政治の世界でも少数派ですが言ってますが、ビジネスの世界でこういうことを仰っている方も、なかなか少ないと思いますけどもね。

冷戦が終わって、アメリカは軍事的に絶えず「敵」がいないといけないからね。その後が《経済戦争》だということで、情報機関を使って、ターゲットは「日本とドイツ」だと。全ての情報を盗聴して民間の取引のところまでに入って、自国の利益のためにアメリカのプラスになるようにということで、いわゆる様々な【グローバル・スタンダード】とかいう名前を使って要求してくるんですよ。そういうことで《日本に馴染まないいろんな法律》を押し付けられてた。なんだなんだ、とんでもない国だと言っているんでね、「裁判官制度」なんかもおかしいでしょう? それから(※建築の)確認申請を民間でやりなさいと。その結果、起こったのが【耐震(偽装)問題】じゃないですか? ウチが、設計事務所に設計してもらって、そしてゼネコン建ててもらったと。そして出来あがったそのホテルが耐震強度が不足していたら、私は誰に言うんですか?確認をおろした人に文句を言うのか、それとも建てた側に言うのか、でも、NHKは「そんなことを言っても視聴率が取れない」と。有名企業の名前をつけて『アパの耐震強度偽装』というと、みんな見るんで(笑)

(※参考:朝日新聞
アパホテル耐震偽装 京都の2棟、使用禁止に 2007年01月25日13時04分


福澤諭吉がもう誰も使わないけども、むかし【結構人】という言い方をした。これね「結構なことを言う」簡単に言うと《綺麗事を言う人間》のことですね。これ、自由だ、民主主義だ、その他、今で言えばTPPでも何でもいいんですけどもね、何か「通りのいい事」をね、皆して「あぁ〜結構でございますねぇ」と頷き合える言葉と言い方があって、それに《大量の日本人》が、しかも変な言い方だけどね、社会の下層の人たちが忙し過ぎて何も考えていないとか、そういうんじゃなくて、「東大出た」とか「何とか新聞社のナントカカントカ」とか、そういう人たちが単なる【結構人】になっていくという、それを見ていると鬱陶しいね。(西田:鬱陶しいですね。)説得しても無駄ですよ。

日本がしっかりしないとね。アメリカは段々と撤退していく。中国は膨張してくる。《この力の空白》というか、バランスをどう保つのか? 日本はここでやっぱり【自主憲法】をつくって、攻撃力をつけてですね、やられたらやり返す【積極的平和主義】それをもって頑張らないと、このままいくと日本は飲み込まれてしまうんじゃないですか。

単純に「言葉の問題」ですけども、つい最近、もちろんお二人とも今の安倍総理を支持なさっている、僕も安倍さんの悪口はあまり言わないようにしている、それはともかく(笑)、この前、新聞を読んだらどっかの演説で総理が、まぁ中国のことを指して「力による支配は許さない!」と仰ってた。僕も全く賛成なんだけど、ちょっと考えてみたら、力による支配は許さないということは、【こちらに力が無い】ということですよね(大笑) 「許されない」と言ったら単に結構人の言葉になっちゃうけどね。

独立国家に一番何が必要かと言ったら、やっぱり【軍の独立】だね。いくら憲法を改正して、自主憲法をつくっても、『今の自衛隊はアメリカの傭兵に過ぎない』わけです。(西部:そうなんですよね。) GPSはアメリカでしょう、コンピュータ・システムもアメリカでしょう、みんなアメリカに組み込まれている。つまり、《アメリカに向かっていくと戦力がゼロに》なってしまう。アメリカと一緒になって他に向かっていく分には力を発揮するけども、でもブラックボックスに入れられた武器を持たされたら、時間が来ると賞味期限切れでダメになるじゃないですか。

この場でも一度やったんですけども、自衛隊から【国防軍】にする。けど、どういうわけだか新聞やTVがシッカリとやらないから、多くの国民は「自衛隊と国防軍の違い」も認識していないというか、させられていないんですね。国防軍というのは簡単に言えばこういうことですよね。『それなりの独立した軍事規律なり軍事法』というのね。

それは難しいですよ。だから憲法改正は私は叶うと思うけども、『アメリカと対等な日米同盟』のようなかたちで、軍がアメリカから独立して、日本のための国防軍となって、対等な関係でアメリカと仲良くやっていくべきだと私は思いますよ。

僕もそれは同感ですよ。現実は非常に難しいのだけども、せめてね、それこそ【言論を張っている人たち】が、自分たちは、それこそ総理大臣とか国務大臣をやっているわけじゃないんですから、「こうあるべきだ、あぁあるべきだ」ということを言い続けていると、それは5年、10年、50年経てば少しずつ変わるんだけども、日本人って本当に【結構人】で、「難しいから言わないでおこうと」ね(笑)

今は、安倍政権を長期政権にすることですよ。安倍さんは「迂回戦略」をうまくとっていると思います。これまで問題になったところを少しずつ避けながら、実際には内閣法制局長官を、集団的自衛権を認める人に変えたり、それから海上保安庁の長官に現場上がりの人を持ってきたり、やっていることは非常にいいですよ。ぜひ頑張って欲しいと思っていますよ、安倍さんには。

西田昌司
そうですね。それをやるためにも安倍さんには、安倍総理が思っておられることを私も賛同する部分はたくさんあるんですけども、実際にやっていくと、いろんな法制度上のいろんな花があったり毒があったりする。それを直したりして与党の中で徹底的にやるべき。

西田昌司先生が仰りたいことを僕なりに受けると、戦後レジームからの脱却、全く結構であるが、どうも今言われているいろんな政策、元谷代表は「迂回作戦」と仰った・・・かもしれないんだけども、どうも見たところ【戦後レジームの延長】であったり、さらにそれを【純粋化】してるような政策を、安倍さんというよりも《その周辺にいる取り巻き連中たち》が、役人なりインテリたちが、どうもそういうことをやっているのが、西田昌司大先生の気に入らないところ(笑)ということで、議論は次の週に入ります。