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錆びついて剥げていく「日本の心」② ゲスト:中山恭子 参議院議員(日本のこころを大切にする党代表) 〜西部邁ゼミナール〜

錆びついて剥げていく「日本の心」② ゲスト:中山恭子 参議院議員(日本のこころを大切にする党代表) 〜西部邁ゼミナール〜


ゲスト:
中山恭子 (日本のこころを大切にする党代表 参議院議員、元駐ウズベキスタン共和国タジキスタン共和国特命全権大使、元内閣府特命・公文書管理担当・拉致問題担当大臣) 【著書】ウズベキスタンの桜(KTC中央出版)国想い夢紡ぎ(万葉舎)


【ニコ動】

西部邁ゼミナール)錆びついて剥げていく「日本の心」② 2016.10.01

http://sp.nicovideo.jp/watch/sm29750573


今村有希
前回に引き続きまして、日本のこころを大切にする党 代表で参議院議員中山恭子先生にゲストとしてお越し頂いています。


戦後71年の今年、我が国ではようやく安保法制が施行されました。野党は「集団的自衛権の行使は憲法違反である!」との主張を続けていますが、問題は安保法制そのものではなく、日米同盟強化の名の下、仮にアメリカが侵略的な軍事行動を起こした場合に、日本はどのようにして抗うのか。つまり、『日本が外交・軍事的に如何に力をつけるか』が問われています。


今後の日本が国際社会の中で文化的な意味合いも含め如何にあるべきか。日本の長い歴史に培われた『日本の心』を取り戻すための議論が行われるかと存じます。


それでは先生方、宜しくお願い致します。


西部邁
あっ今週も宜しくお願いします。


中山恭子
宜しくお願い致します。


西部邁
あの、酒場に行かれないでしょうから、存じ上げないでしょうが、


中山恭子
はい


西部邁
この数年間、非常に不愉快だったのは、僕らとほぼ同世代のね、まぁあんまり女性は来ないからですね、“クソジジイ共” がですね、


中山恭子
はい(笑)


西部邁
時候の挨拶のようにして、「安倍には困ったもんだね、うん・・・困ったもんだ」と。


[*“安倍には困ったもの・・・” 酒場で時候の挨拶のよう ]


中山恭子
えっ?!どうして・・・


西部邁
つまり、安保法制改定をやるから。それから、憲法改正を口にしているからと。


中山恭子
あらまぁ〜。


西部邁
ところが中身が何もないんですね。もう時候の挨拶なんです。困ったもんだ、うん、うん、と頷きあってると。


中山恭子
はい、あらまぁ〜。


西部邁
本当に「あらまぁ〜」でねぇ(笑)


中山・今村
(笑)


中山恭子
ちょうど敗戦の時、次の年に私は小学校一年生で、多分その頃はまだ日教組教育というのはそれほど強くなくて、


西部邁
うん、


中山恭子
ちょうど70歳くらいの方々が、まさに『日教組教育』を小学校時代からずっと受けてきたから。


西部邁
うん。まぁ僕らの世代も結局、中学生になればそうですからねぇ、あまり変わらないんですけどね。


中山恭子
えぇ、そうですね、はい。


西部邁
圧倒的多数派が、まぁ日教組教育というかね。今村さんご存知?ぼくアメリカ、イギリスで1年ずつ暮らした時に、


今村有希
はい


西部邁
平和主義者のことを「pacifist(パシフィスト)」というでしょう。うん向こうの家庭に招かれたりなんかしてこういう会話があったとするでしょう。あそこにクボタってプロデューサーがおるんだけど、


今村有希
はい(笑)


西部邁
(顔を顰めながら)「クボタはパシフィストだねぇ。」


今村有希
はい


西部邁
どんなニュアンスか分かる?分からないでしょう。


今村有希
分からないです。


西部邁
結論を言うと、「ヤツはどうにもならんヤツだねぇ」と。


今村有希
えぇ〜?!(笑)


西部邁
それは何故かと言ったらね、具体的に言えば、自分の恋人が傷付けられようとも・・・


中山恭子
(頷く)


西部邁
殺されようとも、犯されようとも、自分はパシフィストだから・・・ね? 武器を手にすることは、或いは、暴力を使うことはしない!!と。誰がどう見たってね、臆病者・卑怯者ってことだから、


今村有希
はい


西部邁
「アイツはどうにもならん奴だね」というニュアンスがね、絶対とは言いませんよ、だけど、おおよそそういうニュアンスで使われてる。


[*平和主義者 pacifist の意味・使われ方 / pacifist「アイツは[臆病卑怯]どうにもならん」 自分の恋人が殺傷されても武器や暴力は使わない ]


中山恭子
いま国際社会の中で日本という国は、そういう目で見られていると。


西部邁
日本語で言えば「平和主義」という言葉を negative word(ネガティブ・ワード)、或いは、boo(ブー)、booingのね、


今村有希
はい


西部邁
boo word(ブー・ワード)として使っている学者も新聞記者も政治家もほとんど誰もいない。平和主義といえば一応ね、褒め言葉のことをフレーフレーのhurray wordというんだけど、一応フレー・ワードということになっちゃっている。


[*学者 記者 政治家も pacifist を boo 批難語で使わず、hurray word 褒め言葉として使っている逆転現象 ]


西部邁
もうそこまで言葉が逆転しちゃっていますでしょう。よくまぁ(中山)先生もこんな国で政治家になられましたねぇ・・・


中山恭子
いやぁ本当に・・・


西部邁
僕もよくこんな国で評論家なんぞやっとるもんで!!(笑)


中山・今村
(笑)


中山恭子
なんとか取り戻せないかと思いますけど、本当に平和主義と言ったらキレイな言葉に日本では聞こえますけども、


西部邁
うん、そうですね。


中山恭子
国際社会から見ると、まさにPacifist(パシフィスト)なんですね。


西部邁
しかも語源も、


中山恭子
Pax(パックス)ですねぇ。


西部邁
Pax Romana(パクス・ロマーナ)のPaxでしょう。


中山恭子
はい。


西部邁
Pax Romanaで言うと、古代ローマが地中海沿岸を「平和にした」と。


今村有希
はい。


西部邁
この場合の「平和」は “平定した” という意味になるのよ。「平定」って分かるでしょう?平らげることね。


今村有希
はい。


西部邁
強い者が弱い者を押さえつけて、それゆえ静かになる。それで、パクス・ロマーナ。それで19世紀はPax Britannica(パクス・ブリタニカ)ね。


「*Pax Romana[ラテン語]の意味は、ローマ帝国の強い力による弱い者の “平定” ]


今村有希
はい。


西部邁
イギリスが七つの海を支配するわけさ。「イギリスの支配」という意味なのね。Pax Americana(パクス・アメリカーナ)だって、「アメリカが全世界を支配しました」と。


[*Pax Britannica は19世紀のイギリスの支配、Pax Americana はアメリカによる “平定” のこと ]


中山恭子
そうです。globalism(グローバリズム)ってまさにそういうことですね。


西部邁
そういうことでしょう。それがね、日本人はね、そのPax(パクス)の意味?・・・でもね、これ(中山)先生ね、昔、Pax Romanaを調べましたら、3番目の意味でね、平定された弱小国が・・・


中山恭子
あぁ、・・・国、はい


西部邁
『(平定された弱小国が) 抵抗の姿勢を示す不安定な統治状態』ね(笑)


[*Pax Romana[ラテン語]の3番目の意味は、平定された弱小国が抵抗姿勢を示す不安定な統治 ]


中山恭子
(笑)


今村有希
へぇー。


西部邁
それはね、平定されて喜んでるでしょう、平和平和なんつってるのは。


中山恭子
まず、ありませんよね。


今村有希
うん・・・


西部邁
一つの国しか、ここしかないでしょう(笑)


今村有希
(笑)


中山恭子
そう、そうなんですよ。


西部邁
(他国に平定されたことに対して)みんな反乱を起こす!或いは、起こしたいと思うでしょう?!


中山恭子
起こそうとするんですよね。


西部邁
(統治状態が)非常に不安定になるわけさ。


今村有希
はい。


西部邁
だから、パクス・ロマーナにそういう意味もあるのね。


中山恭子
はー、そこまで深い意味が。


西部邁
ガックリきちゃう。安保法制は僕ね、これは当たり前のことなんですよね。


[*安保法制の整備は当然、世界の常識で日本が特殊 ]

 

中山恭子
うん・・・まだまだ足りてないです。


西部邁
足りてないですよね。


中山恭子
えぇ。


西部邁
一つの例をとりましょうか、


今村有希
はい


西部邁
例えばね、(中山)先生は前線で戦っているわけさ。


今村有希
はい


西部邁
で僕は後方からそれを支援するわけ。先生が傷付いたら困るってんで包帯を持ってく。赤チンキも。


中山恭子
はい


西部邁
でも、それを支援しているのは、(支援相手が)正しいと思うから支援しているわけでしょう。


中山恭子
(うんうん)


西部邁
間違ったことを先生がなさっているなら、包帯も赤チンキも無償で準備しませんよ!


今村有希
はい。


西部邁
ところがね、(中山)先生が前線で傷付かれたと、


今村有希
はい


西部邁
となったら、僕がですよ、正しいことを応援するために「前線に行く」わけですよ。後方支援じゃなくて前線に行く。人道支援だけじゃなくて武力も或いは、参加することも必要になるわね。


今村有希
はい。


西部邁
それからアジアに限定せずにね、石油を巡るシーレーンというのはずーっとアラブから繋がっているんですから、


中山恭子
そうですね。


西部邁
南シナ海東シナ海ね、だからアラブまで行くことも有り得べしと。


中山恭子
はい。


西部邁
それ自体は何の問題も無いわけさ。アタマがイカれてなければ、そりゃそうだねでおしまいなの。


今村有希
はい。


西部邁
ところが大問題はね、これは「日米安保」ということで、それこそね、何て言ったっけ?中国人が大好きな、韓国人も大好きな・・・『歴史認識』ね(笑)


中山恭子
はい、そうですね。


西部邁
歴史認識を使うとね、アメリカは相当ヒドいことになってるわけですよ。


中山恭子
そうですね。


西部邁
ベトナムだろうがイラクだろうがアフガンだろうが。それ考えたらですよ、「アメリカが仕掛けたヒドい戦争にね、日本が巻き込まれるという恐れがある」という言い分自体は正しいわけでしうよね。


中山恭子
(頷きながら)はい。


西部邁
ところが、菅・安倍が正しいのはそこまででね、まともでしたらですよ、アメリカが仕掛ける、簡単にいえば侵略的ないろんな事に呑み込まれない・巻き込まれないためにはどうすればいいか?と考えなきゃいけない!!


[*ベトナム・アフガン・イラクと米国には暴走の歴史、日本が巻き込まれないためにはどうするか ]


中山恭子
はい、はいそうです。そこが足りてないんですね。


西部邁
つまり言うと、日本がある力を付ければね、アメリカさんよと、気軽く(加勢)したいのは山々だけど、どうもウチの(国の)世論は「これはどうもヒドい戦争だ!」と言っていると。


今村有希
うん


西部邁
これに参加したら我が与党は潰れますわ。・・・というまともな国民の世論があるか、或いは、そういう判断をする政治家とか役人がいるかね、


中山恭子
うん。


西部邁
そういう日本人の軍事力も含めて政治力、文化力があればね、アメリカに、要求通りにその後をノコノコついて行くような行動をしなくて済むわけさ。


[*アメリカの要求にノコノコ従わないためには、政治・外交・軍事・文化的に日本がチカラを持つ ]


西部邁
それ言わば『個別的自衛の問題』ですよね。


中山恭子
はい。あの例えば北朝鮮で監禁されている人たちを救出できるか、あの中で動乱・内乱が起きた時とか不安定になった時、国会で総理に質問しましたら、・・・「そこに自衛隊を派遣することは、今回の(安保法制)改正であっても出来ません!」と、そういう改正になってないんです。


[*北朝鮮で内乱発生しても、救出に自衛隊派遣できない ]


中山恭子
で、じゃあどうするのか?と聞いたら、・・・「アメリカ軍か韓国軍に入って貰って救出に当たるしかありません!」と。これが今の現状なんです。


西部邁
それは安倍さんがお答えになった?


中山恭子
はい。『だから日本は、自国民を救出するためにも、その内乱状態になっている中に自衛隊を送れない。』


西部邁
それ安倍さんの御意見というよりも、いつの間にやら日本人が71年かけて、そういうふうにしてしまったんだね。


中山恭子
はい。


西部邁
それで政治家もそれ以上言っちゃうとまたヒドい目に遭うから、自衛隊の海外派兵はしませんと。ぼく馬鹿か?!と思いますよ。何か守ろうとする時にね、


今村有希
はい


西部邁
内側から戦うか、ドアを蹴破って外に出るかは “その時の状況” であってですね、


中山恭子
そうですね。


西部邁
僕ずーっと家にいるんですぅ〜とかさ、


中山恭子
(笑)


西部邁
況やですよ、自分のために戦ってくれている人にね、あのオニギリ運びますからね、僕のために戦っておいてね〜


中山恭子
(笑)


西部邁
世の中で一番嫌われるのはそういう輩ね!!


[*何かを守るため内側で戦うか、外で戦うかは状況次第 ]


中山恭子
嫌ですね。そういうのは卑しいと思われてたハズ。


西部邁
えぇ。まともな心、日本の心を持ってた人たちの多くはね、


今村有希
はい


西部邁
過ぐる大東亜戦争で責任といっては語弊があるけど、


中山恭子
あぁ〜


西部邁
責任をとって死んでったと。


[*真面目な日本の心をもった人、大東亜戦争で責任とり死ぬ ]


中山恭子
はい。


西部邁
それから問題は戦後なんです。僕の責任でもあるんですけどね、まぁ要するに、頑張るぞ!!という奴を吸収してったのはほとんど左翼だったんですよね。


中山恭子
あぁ〜なるほど。


西部邁
今さっき日教組のこと言いましたが、まぁ日教組も含めてね、


中山恭子
はい


西部邁
なかなか左翼はいい奴・・・最初はね。


中山恭子
(頷く)


西部邁
ところがあれ長年やってると、完全な馬鹿になるんですよ!!


中山恭子
あっそうですか(笑)


西部邁
ね。戦争終わった時でいえば8千万か。心を持った部分からまず死に、で次に左翼とかいうそういうのに巻き込まれて長年経って完全なアホが一丁二丁三丁と出来ちゃうという、 そういう歴史の中で、


中山恭子
あぁ〜、この70年以上・・・


西部邁
それで(中山)先生の(選挙)票が増えないと!(笑)


中山恭子
増えないです、本当に(笑)


今村有希
(笑)


西部邁
昔、こういう時を書いていたんですよね、『輿論(よろん)』ってやつは。


中山恭子
あ〜はいはい。


西部邁
これ玉の輿の「輿(こし)」ですよね。


中山恭子
輿ですね、はい。


西部邁
これで『輿論』と。この「輿(よ)」というのは「こし」


中山恭子
こし。


西部邁
あの荷車の台の部分らしいですね。


[*輿論[よろん]の輿は、荷車の台の部分を意味する ]


今村有希
台・・・はい。


西部邁
女性が玉の輿(たまのこし)・・・


中山恭子
玉の輿に乗る。


西部邁
というのは、


今村有希
はい


西部邁
車の荷台に乗る、要するに山ほどの宝物ですね、


中山恭子
はい。


西部邁
金持ちの御曹司のところにお嫁にというのが玉の輿に乗るという、


中山恭子
・・・ところにお嫁に、はい。


西部邁
だから土台の部分なんですよね。この輿論というのは『社会の土台にいる人々』ね。


中山恭子
はい。


西部邁
の、もっと言うとあれですね、『common sense(コモンセンス)=常識』ね。


[*輿論[よろん]の輿は、社会の土台にいる人々の common sense 常識のこと ]


中山恭子
えぇ。


西部邁
自分の国は自分で守るのは当たり前(=常識中の常識)だろうと!


中山恭子
はい。今のいう国際社会ではですね。


西部邁
誰か助けてくれるだろうなんてアテにする、そんな馬鹿がいるもんかい?!っていうふうな常識ね。


中山・今村
はい。


西部邁
僕のお袋は小学校しか出てませんけど、小学校しか出てなくたって、この社会の土台にいる人々にはある常識があったでしょう。


中山恭子
はい。


西部邁
ここから起こってくる論のことを指して、昔はこちらのコシロンを「ヨロン(輿論)」と呼んだ。


中山恭子
輿論と言った、はい。


西部邁
それがね、戦後、(輿論だと)字画が多過ぎるから、


中山・今村
うふふふふ(笑)


西部邁
当用漢字では “当て字” だっただね、これ(世)はヨロン(輿論)の。


中山恭子
はい。


西部邁
世界の「世」を当てて「世論(ヨロン)」にして。いつの間にか意味も変わってね、


今村有希
はい


西部邁
今の世間で流行している論。


[*当用漢字で “世論” になり、今の世間で流行する “論” に ]


中山恭子
うん


西部邁
(酒場での)「安倍には困ったもんだね」っていう(笑)、そういう話になっちゃう。


中山恭子
はい、そうですね。それが、こちらのヨロン(世論)が、その例えば日本の中であれば、日本にとって本当にその方向が正しいということの何の保証もないわけですね。


西部邁
そうなんですね。


中山恭子
理性も、それから判断力も全て、全員が全て優れていればですけども。


西部邁
しかも、僕は「世間」をこれ乱暴に言いますけども、輩(やから)?・・・ヒデェなぁと思うんだけども、この平成の御代もう28年ですか、


中山・今村
はい


西部邁
振り返ったってね、まず細川政権ができて「日本新党」ですよ?ウワァーッと大人気で支持率8割、あれ8ヶ月で潰れたんでしたっけ?(笑)


中山恭子
あぁ〜そうでした、はい(笑)


西部邁
今度、小泉政権?また(世論の支持率)8割でさ、郵政改革だー!!・・・ってどうもダメだ。今度は反小泉だと。で民主党でしょう?また8割の人が支持率でしょう。それで3年経ったらもうダメだと。


今村有希
うん・・・


西部邁
民主党は何もできない!!今度は安倍政権ができて8割のまた支持率で。世論がこの28年、自分の頭がどう動いてきたかね。


[*平成の御代は “左右の振幅” 、細川護煕内閣[新党]、小泉純一郎内閣[郵政]→ 民主党安倍晋三内閣 ]

 

中山恭子
はい。


西部邁
右端から左端までさ、お前さん方の頭はほとんど脳震盪で狂ってるやんけ!!というね(笑)


中山・今村
(笑)


西部邁
フッと自分で思わなきゃね。先生!


中山恭子
はい


西部邁
こんな国で政治家やっちゃいけません!!(笑)


中山恭子
いけませんね(笑)


西部邁

冗談(笑)


中山恭子
ほんと(笑)


西部邁
僕は自分のカミさん死んだんですけどね、ふと思い出す事があったんですよ。僕のお袋と女房のお袋、全く赤の他人ですよね。


中山恭子
えぇ。


西部邁
それが戦後1年か2年、異口同音に同じことを言ってた。


中山恭子
はい


西部邁
僕のお袋の方で言うとね、『日本の男と来た日には、たった一回の戦争に負けただけで腰を抜かして全くもう!!』


[*日本の男と来た日には、たった一回の戦争に負けただけで、腰を抜かして全くもう ]


中山恭子
うん


西部邁
と、僕のお袋と女房のお袋が言ってた。


中山恭子
あぁ〜そうですか。


西部邁
一言一句違わないということは、たぶん多くの女性たちがね、


中山恭子
・・・思ってたと思いますね。


西部邁
しかも、産めよ増やせよでその女性たちがあなた、もうウチで言うと6人も子供を産んでいる。


中山恭子
あぁ〜そうですか。


西部邁
女房のお袋だって5人も産んでる。


中山恭子
そうですか。


西部邁
4人5人6人と、日本の男が戦うと言うから、日本の女たちは必死で、


中山恭子
そうですねぇ・・・・


西部邁
銃後の備えで頑張っている。


中山恭子
そうですね。


西部邁
だけど、負けたらみんなしてさ・・・寄らば大樹の陰、えぇ? 長い物には巻かれろでしょう。


[*銃後の備えで頑張った女性、負けた途端に寄らば大樹の陰]


中山恭子
そうですね。


西部邁
もうそろそろあれですね・・・男性の選挙権は禁止して、


中山・今村
(笑)


西部邁
おべんちゃらじゃないけど、とりあえず女性に決めてもらうと!日本の男の品定めをね。


今村有希
はい(笑)


西部邁
コイツらに選挙権をやっていいものかどうかと。


中山・今村
(笑)


西部邁
もちろん日本の女たちが戦争が好きだったって言うんじゃないんですね。


中山恭子
えぇ、決して違います。


西部邁
大変だったでしょう。


中山恭子
それはそうです。子供たちを守ってはい。


西部邁
そうですよね。


中山恭子
もう必死で生きてきたわけですから。


西部邁
ビックリしたもん。戦争中、疎開してて、東京からよ、


今村有希
はい


西部邁
どこに疎開していたと思う?


中山恭子
北海道。


今村有希
北海道ですか?


西部邁
旭川の更に山奥だった(笑)


中山恭子
大雪山のすぐ麓ですね。


西部邁
(中山の)お父さんのご出身で。


中山恭子
はい、実家がありましたから。


今村有希
はい。


西部邁
ということは、5歳ぐらいの時ですね。


中山恭子
そうです。5歳6歳の。小学校一年生から北海道の。


西部邁
あぁ〜そうか。


今村有希
へぇー。


中山恭子
でも、お陰さまでそれは本当に宝物みたいな5年間で。


西部邁
あぁ〜5年もおられたんですか。大雪山の麓と言われて(笑)


今村有希
(笑)


西部邁
マイナス30度ぐらい?(笑)


中山恭子
マイナス34度というのがあったのも、


西部邁
(マイナス)34度!!うわぁ〜


今村有希
えぇ〜!


中山恭子
はい、今でも記憶しています。


西部邁
そうですか。


中山恭子
はい。一歩家から出ると空気がまるで凍った、鈴のようなリーンと張ったような空気でこれほどキレイな場所はありません、自分の人生の中でですけど。


西部邁
うん・・・・いや本当になんか、結局、国を守るということを考えた時に、そういう自分たちの人生ね、幼い4、5歳の時からね、どんな環境で、自分のお袋が何に苦労してどうのこうのということを全部含めて、


中山恭子
そうですね、はい。


西部邁
まぁそういうところで心が出来てきて、


中山恭子
そうですね


西部邁
これが最後の最後で、まぁ簡単に言えば、立つべき時には立たなきゃならないし、


中山恭子
はい


西部邁
我慢すべき時には我慢しなきゃならないという、


中山恭子
・・・しなきゃならない


西部邁
決断が出来るんですよね。


[*自分たちの人生、母親の苦労全てを含め心ができ、立ちべき時に立ち、我慢の時と決断ができる ]


西部邁
そんなぬくぬくぬくぬくぬくぬくと・・・そろそろISに日本に来て頂きたい!!


今村有希
(笑)


中山恭子
ちょうど私、ウズベキスタンタジキスタンの大使をしていた時に、すぐ国境を接して南側がアフガニスタンで、あそこでISの前のアル=カーイダとタリバンが丁度こう(抗争しながら)・・・大きくなってきた頃だったんです。


西部邁
あぁ〜そうでした。


中山恭子
はい。でそこでやはり日本人4人が人質に取られて、いろんな方が助けて下さってなんとか救出できたんですけど、


西部邁
あぁ〜そうですか。


中山恭子
その時にそのグループにタリバンやアル=カーイダ、ISグループ、イスラム原理主義グループは、「日本人を対象にするのか?!」と問い合わせをしたんです。そしたら彼らはですね、「日本が原爆を落とされた国だということは知っています。でも、今の時代に日本はやはり欧米諸国と同じ形で動いているので、日本人もテロの対象になっています。」という答えが返ってきてました。


[*日本が原爆を落とされた国であること知っている、今の時代に欧米諸国と一緒に動きテロの対象になる ]


西部邁
うん。


中山恭子
決して日本はISの非対象ではない。対象国だということをしっかり認識しておく必要があると思っています。


西部邁
えぇ。僕もそう思います。


中山恭子
はい。


西部邁
だって世界中ね、そういう原理主義のテロもあるけどね、いろんな国のアメリカのみならず中国もそうですけども、いろんな意味で『国家テロ』までねやり合うような雰囲気というのは、気分的にはもう『第三次世界大戦の前哨戦』がね、始まっている。


中山恭子
はい。


西部邁
でもね、みんな核武装してますの大国は、大戦はなかなか勃発しないんだけれども、その前哨戦がいつまでもじくじくじくじくとね、長い長い前哨戦というね、そういう状況がもう始まっているんですよね。


中山恭子
うん。


西部邁
(中山)先生、いろいろ政界で辛い立場にお有りで・・・まぁ僕も死ぬまで頑張りますんで、先生も(笑)


中山恭子
えぇ。西部先生が元気で発信して下さること自体が。


西部邁
ご健闘をお祈りします!


中山恭子
ありがとうございました。


今村有希
ありがとうございました。

 


【次回予告】天皇陛下の譲位の御意思を受けて:ゲスト 高森明勅神道学者・歴史家・皇室研究者]〜西部邁ゼミナール〜