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◼︎レコンキスタに決起すべきとき①(一水会代表 木村三浩)~西部邁ゼミナール~

◼︎レコンキスタに決起すべきとき①(一水会代表 木村三浩)~西部邁ゼミナール~

著書『お手軽愛国主義を斬る 新右翼の論理と行動』(彩流社

西部邁:評論家「表現者」顧問
著書『中江兆民 百年の誤解』(時事通信社)、表現者1月号『特集「ポツダム」を超えて』

【ニコ動】
西部邁ゼミナール)レコンキスタに決起すべきとき①。2015.02.01


[*この番組は1月22日に収録したものです]

[*文中に出てくるISILというテロ組織について「 」付きで文字起こしの便宜上「イスラム国」と表記します。]

小林麻子
今日はこの番組において、お馴染みとなった、木村三浩代表のご登場です。

木村代表は、社会愛国団体一水会の代表として、主に民間外交において活躍されてきました。

特に、アメリカからの圧力によって封殺されてきたも同然の「対イラク、対ロシアの外交」に特に木村代表は奔走されてきました。

その木村代表を招いて、安倍総理の言う「戦後レジームからの脱却」のためには、いわゆる『Reconquista(レコンキスタ)』、つまり『失地回復』の強い姿勢がなければならないということをめぐって議論していただきます。

それでは先生方、宜しくお願いします。

のっけから冗談口で恐縮なんだけど、行動派右翼と聞くと麻子さん・・・ちょっと怖い感じあるでしょう?

小林麻子
はぁ。

僕も人の子でね、怖い(笑)

小林麻子
(笑)

けどね、もう(木村さんは)お馴染みになっちゃってね(笑)

小林麻子
そうですね(笑)

その理由はね、ほんとなんだけど・・・特に今度のようなね、戦後レジーム・・・「体制(regime)」という意味ですけども、戦後体制からの脱却ってことを、キチッと述べてくれる方がどこにいるかな?と考えたら、ほんの僅かいるんですよ。

うん。

でもね、木村さんを含めて、片手5本の指でも多過ぎるぐらいに少ないんですよ。それでお馴染みと・・・なった。

よくぞいらしてくださいました。

(恐縮しながら)いえいえ、こちらこそ宜しくお願いします。

のっけにね、雑談めいて恐縮で、僕が本当なんですけど、家庭事情もあって、貧乏のせいじゃないんですけど、新聞一年半もとってないんですよ(笑)

ということはね、ニュースにちょっと疎いんですけど、今度のなんか「イスラム国」で日本人が二人、ぼく名前は覚えていないんだけど拉致されてね。(※注意:この放送の収録は1/22です)

それでね、僕はなんか両方ないんだけど、木村さんは、ちょうど安倍首相がイスラエルパレスチナあたりに行ってね、やっぱりね「テロは許されない!」というような外交的宣言をされて。それはそれでもちろん必要なんですけども、付け足しといっちゃ失礼だけども、どうですか、民間外交の親分としてのご意見は?

▷「イスラム国」人質事件の背景とは?

安倍総理が丁度、アラブ諸国イスラエル訪問された時期に合わせてね、アラブに対する「イスラム国」から避難されてきた人たちの避難民の方々に2億ドルの支援をすると。

あぁ、2億ドル。

さらにはその「イスラム国」と戦っている国々を支援すると。『戦闘宣言』みたいな形でね、相手(ISIL)から見るとですね。えぇ〜声明で、実際にお金を融資するということになると、やっぱり・・・「イスラム国」側から見れば、『日本人を、今まで拘束している人をどうやってカードとして使おうかな?』というふうになるのはね、まぁそうくるのかって気はするんですよね。

そうですね。日本の報道のされ方ってね、新聞読んでないからあてずっぽうもあるんだけど、なんかこの間妙で、「イスラム国」と聞いた途端にね「金銭目当てにテロをやってる悪い人たち」ということ、それを平気で言われてるのね。これはテレビのね、ニュース番組みたいなところでするんだけど。というか『それ以上のことを言われていない』のですよね。

▷クルド族にアメリカが加担 イスラム諸国解体へ

もちろん、僕も感情論として言えばね、少々たりとも国をつくり得なかった【クルド族】が、どうにか『石油利権』を手に入れて、独立したいと。もちろん、イラクのみならずシリアもトルコも反対しているんでしょうけども、そこに『アメリカが加担』する形で、実は、アサド政権その他を追い払うというね。

その繋がりを見たらね、クルド族が言うのも、僕は素朴な同情もあるけども、同時に、そこにアメリカが手を突っ込んでね、やっぱりいろんな意味でイスラム諸国を解体し、自分の意にそぐうようにしていると考えたら、なんか日本人のニュース解説の「イスラム国は悪い。だからテロはもっと悪いこと。おしまい」ってね。僕はそれ以上のことは言えないけども、安倍首相の・・・本当は文句を言いたいところはありますね。

▷危険な地域に安易に入る軽率さ 警鐘をならすべき

テロは許されないって宣言ね、面白い。それはいいんですよ。ましてや、首相となったらそうでしょう。でも同時にね、どこか表現は穏やかか、過激かいろんなところはあるけども、そういうところにね、もうこれは既にイラク戦争以来、例えば、イラクの一般市民も10万をゆうに越えて犠牲になっている、死んでいるね、ほんと諸々ですよ。

そういう殺戮の土地にね、ハッキリ言えば、ノコノコと入っていく日本人は、軽率は、お願いだから気をつけていただきたい、ということをどっかで入れないとね、なんか・・・と思うんですけどね。

日本人の多くはなんか、僕と同じじゃないかなぁ。あの二人(※人質捕虜となって殺されたとされる二人)それぞれ、どれほど軽率かも知らんけど、何が起こるかわかりませんよ。それならば、そういうことを覚悟して行ったんでしょうな、ぐらいのことを、首相が言っちゃ角が立つけども・・・

うん。

僕は何を言っても角が立たないと思うんですけど。

フフッ(笑)

まぁ、基本的にはあそこの「イスラム国」の出現してきた状況は何かということでしょうね。

▷「イスラム国」をどう捉えるか

結局、いま先生が仰ったように、アメリカのイラク(侵略の)サダム・フセイン政権を倒したところから出発して、さらには、(アメリカは)アサド政権のシリア、これを解体することによって、行こう・・・と思ったのですけど、まぁ、アサドは残りまして、でその中で、アサドと戦ってたり、さらにはアメリカと戦ってた、または、イラクで言えばマリキ政権(=アメリカの傀儡政権)と戦ってた反体制派の人たちが、「イスラム国」を、シリアまたはイラクの人たちで組んだと。

ここには、一種のその出現の仕方としては、『イスラムの回帰』『イスラムへの本質的な回帰』という国家をつくるというのがあるんですよね。

そうですよね。

でそうなりますから、今回はレコンキスタがテーマですけども、『イスラムへのレコンキスタ』であるというのが、「イスラム国」の出現なんですよね。

そうそう。

▷「イスラム国」はなぜ 穏健なイスラム教徒から嫌われるか?

ところが、あのいま言われてるいるのは、この「イスラム国」の人たちの出現は、確かにそういうようなイスラム復興なんだけども、実は、他のイスラム諸国に対して、要するに、穏健なイスラム教徒の人たちは、すごくこの人たち(「イスラム国」)を忌み嫌っているんですよね。

そうですよね。

何を嫌っているのかというと「この人たちは、いわばいわゆるコモンセンス、常識みたいなもの、イスラムにおける寛容でとか、立場の協調性というのが無い」と。非常に原理よりさらに突き進んじゃっている人たちだと。

イスラム国(Islamic State) Stateは状態を表す

そうそう。麻子さんね、例えば、この場でこないだ言ったことなんだけど、「IS=Islamic State」って言うでしょう?

ところでね、この「State(ステート)」ってね、これを「国」と訳して、(軽くバカにした口調でw)「イスラムこぉ〜く」と言って終わりなんだけど、ステートってもともと『状態』って意味なんですね。しかも、状態といってもあれなんだけど『歴史的に残された状態』、状態というのはそう簡単に変えちゃいけない変えられないと。

「Islamic State(IS)」と聞いた時に、僕たち思い浮かべるべきは、イスラムの長い何千年の歴史、1500年か、その『歴史の状態』をね、特に21世紀に急激に(※アメリカの中東介入によって)壊されたと。従って、その『イスラムの状態を取り戻そう』とアラブの人たちが思うのは、それ自体はむしろ当たり前のことだろうな。

だがしかし、木村さんが仰ったように、『取り戻し“方”』においてね、非常に過激過ぎたり、極端だったり穏健だったりね、常識云々ということはあるんだ。(※マスコミ及びマスコミくんだりに出るいわゆる識者を自称する人たちは)【そういう議論をしないんですよね。】

イスラム国、悪い国、はい、おしまい。」というね。

だから、元を正せば、イスラムの状態を取り戻そうとすること自体は、(木村氏が)仰ったように、社会正義と言わざるを得ないという、その程度の理解は前提とした上でものを言わないとね。

それはね、末端にアメリカの後をくっついているね、それこそね・・・(アメリカの)犬かなんかになっちゃう。

▷アメリカのテロリズムで「イスラム国」が生まれた

そうですね。だから「イラク大量破壊兵器を保持している」ということを口実に、【「アメリカのブッシュ政権がイラクを壊したのは、大きなテロリズムの一つですよね。」】

もちろん、もちろん。国家テロですよね。

(アメリカがイラクにやったのは)国家テロですね。でそっから(ISが)出現してきたと。そして、それに対して、皆が封じ込めようとする時に、反発してくると。で弱小国家としては、手段として、人が来れば、ジャーナリストも来れば「これはスパイじゃないか!?」とか疑って、いろいろ聞いて拘束して、それで解放するためには身代金をよこせと、そうなってきますわね。

そうでしょう。

アラブ諸国で囁かれる 「イスラム国」の背景にある謀略

ただですね、ちょっと危ないのは、実はその「イスラム国」の出現にはですね、どうもちょっと謀略的なことを言う人が、アラブの国々に言う人たちが多くて、実はこれは、他のイスラム国家、穏健な、そういうイスラム国家を解体する、結局、精神的にもイスラムに帰っていかなきゃならないと言われると、この人たち(=穏健なイスラムの国々)が堕落しているように思われてしまうわけですね、穏健派は。

そうだね。

それをやるために、あぁいう抵抗反対運動者たちを結束させて、金をだした。「これは実はイスラエルじゃないか?」とかですねぇ、そういう陰謀私観的なことを言う人たちがね、アラブの中に多いんですよ。

そうそう。

▷「イスラム国」2つのタブー
イスラエルへの認識

結局、その根拠は何かと言うと、この「イスラム国」がですね、“二つのタブー”があると言われている。二つのタブーは何かと言いますとね、①イスラエルのことの認識は言わないんですね。

あぁ〜なるほどね。

と言われているんですね。だから本来、今回なんでそんなイスラエルだとか、自由立志の国に対して言って、なんでそういうことを応援するのはおかしいじゃないか、ということも言わないんですよ。「イスラム国」にたいして「テロだ!」ということより、おかしいじゃないかと。

②でもう一つのタブーというのは、パレスチナ問題なんですよ。

あぁ。

イスラム国」は、本来アラブの連帯するところから出たら、いちばんアラブ諸国で困っているのは、イスラエルにやられたパレスチナなんですよ。

今、パレスチナ運動が国家承認だとか、いろいろ国際社会に入っていく最中にね、それについても言及しないんですよ。

そうでしょうね。

▷「イスラム国」への疑惑

二つのタブー。だから、パレスチナの方やアラブの方から見ると「イスラム国」ってのは、ムハンマドからかえって「カリフ制」という指導者を置いて昔に戻ると言っているのだけど、いま呻吟(しんぎん)する現実のアラブ問題に関しては、①イスラエルに対して敵なのか、敵じゃないのかも言わない。②パレスチナ問題について連帯するのか支援するのかも言わない。これが実は(アラブ諸国がISに対して)何なんだ!?といって、結局、金を出しているのはイスラエル系でね。『イスラエルに(ISは)つくられているんじゃないか?』ということをですね。(アラブ諸国はISに対して、そういう謀略・陰謀論的に捉えているフシがあるとのこと)

なるほどね。そういうこと詳しくないけど、そういう話を聞いているとね、やっぱり下手に日本人が生半可な同情とか認識でね、介入できないようなことが今アラブで起こっている。

ロシア革命 独が支援したレーニンの封印列車

でも、元を正せば麻子ちゃんご存知?例えば、『ロシア革命』なんて言うけどね、『レーニンの封印列車』ってご存知?

[*参考:「封印列車」について→ http://www.y-history.net/appendix/wh1401-105.html

ユダヤ血が入っているレーニンと、後押ししたといわれるロスチャイルドとの関係性が参考になるサイト→ http://www.marino.ne.jp/~rendaico/10gatukakumeico/4gatutheseco.htm

小林麻子
(いえいえいえ。汗)

簡単に言うと、ドイツからお金をもらって、列車を封印して、人に見えないようにして、実は既に(第一次大戦の真っ最中に)ロシアは既に革命が起こっているのだけど、(滞在中のスイスからドイツを封印列車で通過して)モスクワに運びこまれたわけさ。

やっぱり、その時(敵国ロシアと)ドイツは第一次世界大戦ですから、ロシアが(戦争を)やめてくれることは、ドイツはその間、イギリスと戦っているのですから、背中の方のロシアがやめたといってくれれば、ものすごい助かる。

小林麻子
うん。

それで(ロシアに)やめさせるために、レーニンとボリシェヴィキ・・・まぁいわゆる「多数派(=ボリシェヴィキ)」という意味なんですが、まぁ通称「過激派」のねレーニンを送り込む。

ってなことが、今より100年前ですよね、1917年だからちょうど100年近く前。ということは、革命とか戦争には付き物なんですよね。

どうも近々の情報を言ってるうちにね、残り時間少なくなってきたけど・・・

少なくなってきました(笑)

▷40周年!一水会機関紙「レコンキスタ

本来ね、ごめんなさい(笑)お呼びしたテーマは、まぁ今(の話)と関係ないわけじゃないけど、『Reconquista』・・・ちょっとその新聞いいですか?

はいはい。

これはね、一水会の機関紙なの。なに?すごいね、40周年なんだって?

そうです。

レコンキスタ Reconquista イベリア半島失地回復運動(711年のイスラムウマイヤ朝]侵入~1492年のグラナダ陥落まで)

僕もね、祝賀の弁を(機関紙上で)述べてますけども・・・まぁそれはいいんだけど、ここ(黒板)に書きましたが、「Reconquista」というのは、これは今のイスラムと関係があるのか、スペインのキリスト教徒がね、あのグラナダその他が最後に残るのだけど、イスラム教徒をイベリア半島から追い出す時にね、キリスト教徒たちがかざしたセリフが「Re・conquista」で、要するに「Re」というのは「再び」ね、「conquer(コンカー)」という英語もあるけど「征服する」という意味で、つまり「再征服者」「再征服=Reconquista」という意味かな。

でもね、そういうふうに言われてるけども、普通はね『失地回復』ね。

小林麻子
うん。

イスラムに獲られたイベリア半島を再び我々(=キリスト教徒)は取り戻す!」というので『失地回復』という意味で使われているんですけど、木村さんはイスラム教徒でも・・・

えっへっへっへ(笑)

イベリアのキリスト教徒でもないのに、何故『レコンキスタ』を40年もやっているのか?

小林麻子
ハハ(笑)

あのぉ〜先輩たちがですね・・・

はい。

えぇ〜機関紙の名前として『レコンキスタ』というのを、1972年ですね、昭和47年につくったんですね。

ほぉ。

で当時の先輩がこの名前をつけたのは、『日本が戦後占領体制で失っていったもの、精神的な日本人の心、さらには領土なんかをですね、取り戻そうと!』ということでレコンキスタを、スペインのレコンキスタ運動にちなんでつけたと言ってました。

ただ、そのところはですね、まぁ右翼団体、親右翼団体の機関紙は、どっちかというと漢字があったり、非常に難しいね・・・

カタカナを嫌うと。

えぇ。カタカナ英語を非常に嫌っていたんですよ。ところが、ニュー・ライトの人たちの中では山浦先輩(※山浦嘉久=鈴木邦男と交流があった)というのがいるんですけど

あぁ〜よく知っていますよ。

日本学生会議の。今は『月刊日本』ね。

日本学生会議をやっていた山浦さんたちのグループは『ジャスコ:Japan Student Conference → JASCO(日本学生会議)』という機関紙を。

スーパーマーケットの名前かなぁと思ったけど違うんだな(笑)

一同
(笑)

そうそうそう(笑)なんですけどJASCOね。あと、新民族主義運動というのをやってた方は『ネオホルク』っていうんですかね。そういう機関紙を出してて、で斬新な感じで出していたということを聞きました。

でも、内容はやっぱり。戦後の占領体制から来るですね、ポツダム、ヤルタという体制のいろんなあり方を『否定』して『取り戻そう』ということをですね。

僕はね、話を急かして悪いんだけどね、『Les Conquérants(レ・コンケラント)』という言葉を19歳の時に覚えて、これは【アンドレ・マルロー】の小説の題名で・・・

[*「征服者」Les Conquérants
アンドレ・マルロー(仏)1901~1976年、小説家、冒険家でもありド・ゴール政権で文化相を務めた政治家でもあった。代表作に『王道』『人間の条件』ほか]

あぁ。

フランス語ですからね、この場合の『Les Conquérants(レ・コンケラント)』の(※les は仏語では定冠詞、英語のtheに近い)『Conquérants』というのは『征服者』という意味なんですよ。

これ簡単に言うと「広東」ね、南支那の。「広東蜂起」その時のことを題材をとって、アンドレ・マルローのね恐るべき小説。

[*広東蜂起→「広州起義」:起義とは主に農民蜂起を指す/ 当時、明確な軍隊を持たない中国共産党は農民蜂起を促しそれに便乗してクーデターをやろうとした

蒋介石による上海において中国共産党を弾圧した『上海クーデター』(1927年4月12日)の後、中国共産党は『南昌起義』(同8月1日)、『秋収起義』(同9月)における蜂起の失敗の後、コミンテルンはより一層の武装蜂起の方針を打ち出し、同年11月27日に広州で蜂起し、共産党は広東を占領し、略奪、放火、囚人解放などあらゆる残虐行為をほしいままにしたが、三日天下に終わった。(※【広州起義】)

事件がソ連の広東総領事館によって計画指揮されたことが明白になったので、南京政府(国民党 蒋介石政権)はソ連と国交断絶し、各地のソ連領事館の手入れを行い、広東、漢口では領事が捕縛監禁された。 ]

先ほどの「テロ」とも関係がありますがね、その時に主として中国人のテロリストのことを(マルローの「征服者」は)描いている。清(※小説の中に出てくる主人公、共産党員の「清=シン」、テロリスト「陳=チン」)と言ったかな。どれほど恐るべきテロが「広東蜂起」をめぐって行われているか。


それにね、ヨーロッパから今度の場合は日本人がノロノロ行ってますけど、当時ね、やっぱりあの辺りは全部ヨーロッパの植民地ですからね、東南アジアはね。だから広東なんかすぐそばでしょう。それをヨーロッパ人たちの、まぁ今でいえば左翼というか革命家たちが『冒険の地』を求めてね、アジアに入り込むわけですよ。

うん。

それで、もちろんロシアも来るんでしょう。そういうね、1920年代の話ですからね。「広東蜂起」をめぐるね、もう既に革命が成就したロシア(ソ連)のことも含めてヨーロッパとアジア、アジアと東南アジアがどんなに凄まじく絡み合っていくかってことをね、こんな短い小説なんですけどね、『Les Conquérants(征服者)』、それを読んでえらく僕はニヒリストになって・・・

小林麻子
はぁ〜・・・。

ついでに言うとね・・・(おどけた表情で)自分のこと言うのやめよう。

「革命」とかいうものにね、参加してみたいなと。いま拉致されてる人と、先ほど軽蔑的に言ったけど、十から足しても僕はそんなもんだ。

うん。

国内で拉致されてたようなもんだって(笑)

小林麻子
(笑)

日本人の場合ね、戦後レジームの脱却?レコンキスタ・・・でも、なんかものすごい弱いところあるのは、露骨に言うとね、「北方領土失地回復」とかね、「竹島失地回復」韓国に獲られてますからね。

(うんうん。)

でも考えてみると「沖縄」はね、もちろん国際条約結んでいるんですよ、安全保障条約をめぐって。だから、普通の征服とは違うけど・・・

小林麻子
うん・・・。

竹島尖閣北方領土に加え 沖縄もアメリカにとられている

でも中身からいえば、『(沖縄は)とうにアメリカに獲られっぱばしなんですよ、70年間。』

沖縄あたりを獲られておいてね、それについてのレコンキスタ失地回復)を言わずにね、対ロシアとか、対中国、対韓国言ってても、どっかなんかねぇ、腰の定まらない話だなって思いが、僕はガキの頃からあるけど。

あの、レコンキスタという、まぁこれフランス語でもそうですけども、もともとスペインの言葉で、沖縄もそうですけれども、やっぱり、日本の全体の中で戦後政策が経済発展を遂げて裕福になっちゃったと。経済の成功国家になったことがね、あの沖縄を獲られてたり、またその北方領土獲られたり、尖閣はまぁ実効支配していますけども、なんかそこで元気をそっちに振り向けないというような。

そうね。

逆にいえば、元気を振り向けた成功例というのは、経済的に良いか悪いかは別にして、【「これだけ発展して勝ち取ったというところにレコンキスタみたいな価値を(戦後の人間は)置いちゃったんじゃないかと。」】

そうだね。たぶんね、木村さんね、僕もそうなんですけど「失地」と言った時の『地』というのは、単に「領土」「テリトリー」、territoryというのはもともと「土地」という意味なんですけどね、土地って単に物理的なものだけじゃなくてね・・・

小林麻子
はい。

言わば『精神の領野』というのかな。『日本人の精神の領土』はね、あの大敗戦以来、屈服して「ギブミー・チョコレート、シガレット」と言ってさ、憲法もつくってもらう、安保条約も(アメリカから)一方的になんのかんのという形でね、【「日本人の精神の領土というものは、とうに奪われ尽くしていると言っても過言じゃない。」】

うん。

▷日本人の精神の領土を取り戻す=レコンキスタ

そういうことをやっぱりね、レコンキスタしたいというそういう趣旨なんですよ。

そうですね。

僕もそれだけはね、それだけは、その愚か者だったハタチの頃からね、なに一つ変わってない・・・あっ違う!小学校一年生からそう思ってた(笑)

ヘッヘッヘッヘー(笑)

本当なんですよ(笑)

いやだから、領土だけとかですね、現状だけというものではないんですけど、やはり、経済的な成功を達成しちゃったもんですからね、日本人の精神的な生き方みたいなものが、ちょっとふやふやになっちゃったりしているのかなって気がしますね。

僕は別に反米でもなんでもないんですよ。極論すると、アメリカなんかどうでもいいんです、人の国のことなんか。僕が口出ししてもしょうがない。でもね、日本人ですから、日本のことは、口出しせざるべかざるなんです。

そう考えた時に、日本人の中にね、具体的にアメリカというよりも【アメリカ的なるもの】が、単に憲法だけじゃないんですよ、ものの考え方、そのあたりの街を歩いている人間たちとかね、それこそ音楽を奏でている、コンサート会場に集まっている奴らとか、テレビのスイッチひねった途端の番組のあり方に至るまでね、もうとことんね、アメリカ的なるもの、別名あれかな・・・【モダニズム・近代主義的なるもの】によってね、とことんやられて。

あ〜あ。

それもちろん、アメリカだけじゃないんだよ、アメリカは見事な典型なんですよ、そういうね。

これ僕が喋り過ぎて悪い、いつもそうなんだけど、最近評判悪いんだよ「(西部は)喋り過ぎだ」ってね。

いや、そんなことない(笑)

これ何度も言うよ。何度言っても誰も従ってくれないから、僕も何度も言うんだけど・・・

▷近代modern age 単純な模型modelが 流行mode 

【modern(モダン)】・・・これね、日本人は「近代的な」というけど、本当はあれなんですよ。『model(モデル)=模型』、それから『mode(モード)=流行』、この三つ(モダン、モデル、モード)は繋がっているんですよ。言葉がそうでしょう?

ですからね、modern(モダン)というのは「近代」と訳したのがそもそもの間違いで、モダンとは何かといったら、分かりやすい模型=モデル(model)が、それが巨大なモード(mode)となって蔓延る、それを素晴らしいとする時代のことを指して『モダン・エイジ(modern age)』というふうにね。だからね、『模型時代』とか『流行時代』とか訳した方がいいぐらいのね、それの見事な見本がアメリカというもんだったんですよね。

もうね、旧ソ連も別の種類だけど、そうなんだけど。それにね、(戦後日本が)飲み込まれてね、それで「発展しました」とかなんか言われたってね、僕がイスラム教徒だったら、(指を突き立てるジェスチャーで)何かこうね・・・。(※何を意味するか、動画みて話の流れで想像してください。笑)

そういう意味で木村さんはね、僕なんかある意味じゃ弁舌の徒に過ぎないんだけど、あぁ筆も書いているから筆舌の徒に過ぎないんだけど、彼は本当にいろんな意味で『行動』というのかな、『政治的実践』ね。

飛行機に乗ってね・・・

小林麻子
あっ・・・

クリミア行ったりさ。

ハハハ(笑)

小林麻子
あぁ。

かつてはバグダッドに行ったりさ。動きまわって、よくもまぁ生きてるってぐらい。

小林麻子
ハハハ、すごいです(笑)

彼が「イスラム国」に逮捕されずに、身代金を要求されずに、今ここに居てくれるということは、とりあえずでいえば「奇跡だ」ということで、一週目終わっていいでしょうか?

あぁ〜どうもありがとうございます。

第二週目はね、やっぱりもうちょっとアメリカ絡みのことについて、戦後レジームからの脱却について語るということで。

ごめんなさい。今日は喋り過ぎましたが、ありがとうございました。

木村・小林
ありがとうございました。

【次回】「レコンキスタ」に決起すべきとき② 一水会代表 木村三浩